誰もが知る人気ゲームタイトル「スーパーマリオブラザーズ」が生まれて30年の時が過ぎ、昨今ではスマホゲームとしても世界中で愛されるタイトルへと成長した。そんな深く長く愛されるゲームタイトルの歩みをふり返ってみよう。
初代スーパーマリオブラザーズ
「スーパーマリオブラザーズ」は、1985年にファミリーコンピューター向けに発売された、横スクロールアクションランゲーム。操作性もシンプルで、十字キーで左右の動きなどを操作し、Aボタンでジャンプ、Bボタンでダッシュやその他のアクションを行う。
このような直感的な操作性もあり子供だけではなく、まさにファミリーを巻き込み家庭用ゲーム機の普及に一役買ったタイトルだった。ゲームは、大魔王クッパにさらわれたピーチ姫を助け出すために、マリオとルイージが走る・跳ぶなどのアクションを行い冒険するという内容。世界中で累計4000万本の販売を超え、その他ゲーム機への移植も繰り返される人気タイトルは、このようにデビューを飾ったのである。
スーパーマリオブラザーズ3
「スーパーマリオブラザーズ」の発売の翌年には、シリーズ2作目の「スーパーマリオブラザーズ2」がファミリーコンピューターディスクシステム用に発売された。そしてその後1988年10月に発売されたのが、初回マリオ続編となるタイトル「スーパーマリオブラザーズ3」。世界累計販売本数は2000万本近くまでのぼり、大ヒット作品となったのをご存知の方も多いだろう。
基本的なルールや登場キャラクターは「スーパーマリオブラザーズ」を引き継ぐ形となっており、変わらず老若男女が遊べる親しみやすいタイトルに仕上がっている。さらに、新しく「しっぽマリオ」や「タヌキマリオ」などを登場させて、より子どもたちがワクワクする演出にしたところが、任天堂らしさと言えるだろう。
スーパーマリオ ラン
スマホブームが到来し、ゲームはスマホで遊ぶ時代だと言われる中、任天堂は家庭用ゲーム機にこだわりを見せ続けてきた。しかし、とうとうマリオがスマホにやって来る日がきた。2016年12月、今まで同様の横スクロールアクションゲームとして「スーパーマリオ ラン」がスマホ向けにリリースされたのである。
先行してiOS版がリリースされ、当然のごとく「無料総合ランキング1位」、「売上総合ランキングで1位」を獲得し、「マリオ」IPの強さと愛されどあい見せつけた結果となった。その後、Android向けにも翌年3月にリリースされ、iOS同様にランキング1位を獲得している。
ゲーム性は、スマホデバイスの特性を生かして、自動スクロールで移動し、タイミング良くタップを行い、ジャンプアクションを繰り返し進めていくといった内容。基本は1プレイで、6ワールド(24コース)をクリアーしていくが、全ステージにある特別なコインをコンプリートすることで隠しステージをアンロックできるといった、やりこみ要素も盛り込まれている。
ネットでの対戦モードも搭載されており、今まで単純なカジュアルゲームの域を超えた「スーパーマリオ ラン」は、世界中で大ヒットしているタイトルだ。
まとめ
冒頭でも書いた通り、「スーパーマリオ」シリーズは30年を超える長寿タイトルとなり、リリースされるゲームは、どれも世界中から熱狂され愛されるタイトルになっている。
現代のゲーム市場は、昔とは異なりオンライン化・スマートデバイス化が進んで「レッドオーシャン市場」と言われ、数億円の開発費用と、数年の開発期間をかけたゲームタイトルが数ヶ月で閉鎖されることも少なくなく、「スーパーマリオ」ようにユーザーに愛されるIPとして育ってきたゲームは、そう多くはないというのが現実だ。
「スーパーマリオ」は、既にゲームタイトルの域を超えて、一つのブランドとして歩みを進めている。今後100年・200年と愛されるブランドとして人々の記憶に残っていくのではないだろうか。
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