生成AI(ChatGPT)でSEO記事を書けるのか?について考える。

   

(webrickhouse社長のブログ)

「ChatGPTなどの生成AIを使ってブログを書きたい」
「記事制作の外注をやめて、ChatGPTで内製したい」

この記事を読んでくださっている皆さんの中には、そう考えている方も多いのではないだろうか。

当社はSEO記事でWebサイトのPV(ページビュー)を増やすという事業をしているので、経営者仲間の皆さんに「ChatGPTでブログを書いても大丈夫かな?」「生成AIでSEO記事を書けるかな?」と聞かれることも多い。そんな時私は、「書けると思いますが、注意点もあります」と答えている。

Googleは「記事の制作方法が検索順位を左右することはない」と明言しているので、生成AIの記事だからといってSEOで不利になることはないだろう。しかし、生成AIで作った記事を公開する際には色々と注意すべき点がある、と私は考えている。

そこで今日は、生成AI(ChatGPT)でSEO記事を書けるのか、ということについて、私なりの考えを書いていこうと思う。

SEOとは

ChatGPTのことを書く前に、SEOとは何なのかということを整理しておこう。

SEOとは、Search Engine Optimizationの頭文字をとったもので、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されている。「検索エンジン最適化」とは、Webサイトのコンテンツ(内容)を検索エンジンに合わせて最適化するということ。つまり、WebサイトをGoogleの判断基準に合うように作るということだ。

もう少し具体的に説明しよう。

あなたがChatGPTに関する記事を書いたとする。Googleで「ChatGPT」と検索した時にあなたの記事が検索結果の上の方に表示されるようになるには、どうすれば良いだろうか。

生成AI(ChatGPT)でSEO記事を書けるのか?について考える。

Googleは、「この記事はChatGPTについて書かれている良い記事だ」と評価したWebページを検索結果の上の方に表示させる仕組みになっている。その仕組みを理解し、それに合わせてコンテンツを作るのが、検索エンジン最適化=SEOだ。

Google検索の仕組みについて、もう少し理解を深めていこう。

Google検索の仕組み

Google検索は、必要な情報を必要な人に届ける仕組みになっている。そんなの当たり前だと思われるかもしれないが、実はこれは重要なポイントだ。

10年ほど前の検索エンジンは、もっと単純だった。「ChatGPT」と検索した時に上の方に表示されるためには、ページ内に「ChatGPT」という単語をたくさん書いておけば良いとされており、実際にそういう記事が量産されていた。しかし、今はそのような方法は通用しない。最近のGoogleは非常に優れていて、Webサイトの各ページに何が書かれているか、画像に何が描かれているかを理解できるようになっているからだ。ページ内に「ChatGPT」とたくさん書かれていても、内容が伴っていなければ評価されない仕組みになっているのである。

それだけではない。Googleは「ChatGPT」と検索した人々が何を知りたいのかを理解し、その人々が求めている情報を検索結果の上の方に表示する仕組みを構築している。もはや、テクニックだけでは勝てない時代になっているのだ。

だから私は、ChatGPTでSEO記事を作る方法を聞かれたら、「その前に、あなたの会社の顧客が何を知りたいのか、どういう記事を読みたいのかを考え、コンセプトを決めることから始めましょう」と伝えている。企業ブログやSEO記事に必要なのは、SEOのテクニックだけではない。実はコンセプト設計にもコツがあるからだ。

生成AI(ChatGPT)でSEO記事を書くためのチェックポイント

いよいよ本題に入ろう。冒頭に書いた通り、私は、生成AI(ChatGPT)でSEO記事を書くことはできると考えている。

当社はお客様からお金をいただいて記事制作をしている会社なので、ChatGPTで生成できるなどと言うべきではないのかもしれないが、できるものはできるのだから仕方がない。

ただし、生成AI(ChatGPT)でSEO記事を書くためにクリアしなければならない課題があるのは事実である。私が特に懸念しているのは、以下2つのポイントだ。

  • 情報ソースが確かかどうか
  • 著作権を侵害していないかどうか

どういうことなのかを解説していこう。

情報ソースが確かかどうか

記事には、事実に基づいた正確な情報を書かなければならない。これは、基本中の基本だ。

しかし、ChatGPTが書く記事はどこで学習した情報なのかがわからないため、正しいという保証はない。だから私は、「生成AIで記事を作ること自体に問題はありませんが、それを公開する場合は記事の内容が事実であることを確認してからにしてくださいね」ということを皆さんに伝えるようにしている。

著作権を侵害していないかどうか

制作物には著作権がある。制作する記事が他者の著作権を侵害するなどということはあってはならないことだ。だから私はこの点についても、「ChatGPTで記事を作った場合は、公開する前に他社の著作権を侵害していないことを確認した方がいいですよ」と伝えている。

無料で使える「コピーチェッカー」(他者の記事をコピーしていないかどうかをチェックするツール)などもあるが、それが100%正確であるという保証はない点にも注意したい。

生成AI(ChatGPT)でSEO記事を書けるのか?まとめ

この記事では、ChatGPTでSEO記事を書くということについての私なりの考えをお伝えした。

文中に書いた通り、現時点ではまだ懸念点があるため、私は生成AIでのSEO記事制作を手放しでおすすめすることはしてはいない。しかし、これらを払拭してChatGPTで記事を作れるようになれば、こんなに素晴らしいことはないだろう。

ウェブリックハウスでは、SEO対策、企業ブログ制作、生成AI(ChatGPT)を使った記事制作についてのご相談を承っています。どうぞお気軽にお問合せください。

お問い合わせフォーム

※アイキャッチ画像と記事中の画像は、DALL·E 3で生成したものです。

関連記事

 
Recent Posts
ページトップ