生成AIとは?AIとの違いや画像の生成方法、おすすめの画像生成アプリを紹介

   

(webrickhouse社長のブログ)

あなたは、冒頭のこのイラスト(アイキャッチ画像)を見て何をイメージしただろうか。

この画像は、DALL·E 3という生成AIが作成したものである。画像生成ツールにこの記事の文章を貼り付けて送信したら、記事の内容に合わせて生成AIが作ってくれた。この記事を読み進めていただくと、なぜこのようなイラストが描かれたのか合点がいくだろう。

生成AIとはこのように、「情報を基にして新しいものを作り出すAI技術」のことをいう。

今日は、生成AIとはどういうものなのかということを、私なりの解釈で書いていこうと思う。まずは、そもそもAIとは何なのかというところから整理していこう。

AIとは

AI(Artificial Intelligence)とは、日本語で人工知能のことをいう。人工知能というのは色々な解釈ができる言葉なのだが、今は「数多くのデータを学習し、それを基に人間のように判断して解を出せるものやシステム、プログラムなどのこと」を指す場合が多い。

システムやプログラムは、もともとは人間の指示に忠実に動くものだった。例えば音楽をかける時には、

「ここが押されたら、この曲を流す」

という具合に、指示通りに曲を流してくれるのが今までのプログラムだ。しかしAIは違う。人間が曲を選ばなくても、

「この人はこの曲をよく聴くから、この曲や、似ているこの曲をかける」

という具合に、プログラムが曲を選んで流してくれるのである。

私たちの生活の中には、既に多くのAIプログラムが存在している。身近な例を挙げるとすると、SiriやAlexa、Google Homeなどが当てはまるだろう。「Alexa、1と1を足すといくつ?」と聞けば「1+1は2です」と答えてくれる、AIアシスタントのことである。

1+1なんて簡単な計算だと思われるかもしれないが、実はこの会話の中でもAIプログラムが動作している。例えば、以下のような判断を瞬時に行うのだ。

  • 人間の声を聞いて内容を判断する
  • 「1と1を足す」を「1+1」のことだと判断する
  • 「1+1は2です」のように人間の言葉で回答する

一般的なプログラムは「1か0か」「YesかNoか」のような機械的な判断をするものだが、AIは人間のように学習し、様々な表現の問いを解釈して解を出せるという点に特徴がある。

例えば、エクセルやGoogleスプレッドシートに「=1+1」と入力すれば「2」と表示されるが、「1と1を足すといくつ?」などと入れても計算してくれないだろう。しかし、AIアシスタントは学習によって人間の言葉を理解できるようになっているので、「1と1を足すといくつ?」「1+1の答えを教えて」と言われれば「1+1は2です」のように答えてくれるのだ。

これが、AIとそれ以外のプログラムの違いである。

生成AIとその他のAIの違い

では、生成AIとその他のAIはどう違うのだろうか。その違いは、簡単にいうと次のような点にある。

  • 生成AI:学習したことをベースにして、ゼロから新しいものを作り出す
  • その他のAI:学習した中から最適解を見つけて回答する

冒頭のイラスト(アイキャッチ画像)も、文章に合わせて「AIが選んだ」のではなく「生成AIが作った」画像であるという点に注目したい。

生成AIで画像を作る方法

最後に、生成AIで画像を作る方法を簡単に解説しておこう。

生成AIで画像を作る方法は、実にたくさんある。画像制作専用の生成AIプログラムもたくさんあるが、Canvaのように皆さんが使い慣れているアプリにも組み込まれているので、まずは自分が使っているアプリに画像生成の機能がないかどうかを調べてみると良いだろう。

特に思い当たるアプリがないという人は、Microsoft BingのImage Creatorというアプリを使ってみるのも一つの方法だ。

Microsoft Bing Image Creator

Microsoft Bingというのは、Microsoftが提供している検索エンジンである。Image CreatorはMicrosoft Bingの画像生成AIなのだが、ChatGPTを開発しているOpenAI社の画像生成AI「DALL·E 3」が搭載されているという点で注目を集めているので、聞いたことがある人も多いかもしれない。

以下のスクリーンショットは、Image Creatorの実際の画面である。

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左:iPhone 右:PC

Image Creatorの画面で入力ボックスに文章を入れ、「作成」を押すと、その下にイラストが4枚生成される。今回は一例として、当社のWebサイトから抜粋した以下の文章で画像を生成してみた。

webrickhouseという会社は、渋谷にあるIT企業です。webrickhouseという社名は、イギリスのbrickhouseに由来しています。

※brickhouse=れんがづくりの家

この4枚の画像は、文章の内容を正しく表していると思う。ただし、実は画像をよく見てみると4枚とも社名に間違いなどがある点にも注目したい。

WEB RICKHOUSE(スペースが入っている)
Webrickouse(houseのhが足りない)
Web Ricl hou use(全体的に違う)
WebRickhouse(スペルは合っているが間に大文字が入っている)

これを見て「正確に書いてよ!」と一瞬思ったが、これこそが、生成AIが文章を解釈してオリジナルで作った結果なのだろうと考えた。Coca-ColaやStarbucksのような有名ブランドの名前なら生成AIも学習しているだろうが、webrickhouseなどという言葉は学習していないから知らないのだ。

次に、同じ文章を使ってCanvaで生成してみよう。

Canva

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Canvaでは、Microsoft Bing Image Creatorとは雰囲気の異なる画像が4枚生成された。このようにツールによって結果が大きく異なるのは、学習した情報が異なるためだと思われる。なお、どのツールでも再生成すると雰囲気の異なるイラストが生成されるので、イメージ通りの画像が出てこない場合は同じ文章で再生成するか、または文章を変えて何度か作ってみると良いだろう。

まとめ

今日は、生成AIについての私なりの解釈と、画像生成AIについて紹介した。

生成AIは面白い。まだまだこれから勉強したいので、詳しい方、面白い情報をご存知の方、詳しくないけれど興味のある方も、ぜひ一緒に話しましょう。

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