プラハだけじゃない! 魅力あふれるチェコ共和国の町を紹介

チェコ共和国はヨーロッパの真ん中に位置する小さな国だ。面積は日本の5分の1ほど。人口は約1,000万人なので、東京都よりも少ない。首都プラハがとても有名だが、プラハ以外にも魅力的な町はたくさんある。ここでは筆者が選んだ珠玉のチェコの町を簡潔に紹介したい。

温泉水を飲みながら優雅な気分に浸れる町、カルロヴィ=ヴァリ

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Photo by 新田浩之

最初に紹介するカルロヴィ=ヴァリはヨーロッパでも有名な温泉地。ただし「温泉」といっても日本のような浸かる温泉ではなく「飲む」温泉だ。カルロヴィ・ヴァリを歩くと、宮殿のような建物が目につく。バルコニーのような場所にあるのは温泉水が湧き出す泉。人々は専用のマグカップを使って、少しずつ温泉水を飲む。温泉水は健康にいいが、鉄分が多いため味はそれほどおいしくない。それでも、マグカップを片手に美しい建築物を見ていると優雅な気分になれるのはなぜだろうか。
カルロヴィ=ヴァリはヨーロッパの町だが、どこか日本の温泉街に似たような雰囲気を合わせ持つ。それを実感できるのは秋。紅葉と湯気の組み合わせを見ると、何だか親近感が湧いてくる。

美しいルネサンスの城がたまらない、リトミシュル

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Photo by 新田浩之

チェコには数多くの美しい城がたくさんある。そのうちの一つ、リトミシュルにあるリトミシュル城は世界文化遺産に登録されているルネサンス様式の城だ。上から見ると箱のような形状。まるで、おとぎ話に登場するような姿が特徴だ。城壁に近づくと封筒のような独特の模様が施されていることに気づく。この模様は「レターズ」と名付けられており、リトミシュル城の最大の特徴となっている。「レターズ」が消えた時代もあったが、復元により再び見学者の目を楽しませている。

もちろん、城内も見どころいっぱい。たとえば、ルネサンス様式の家族劇場はチェコのチェスキークルムロフ城と並んで貴重な文化遺産となっている。家族劇場にいると、往時の華やかさが目に浮かぶよう。時間をかけてリトミシュル城を見学したいものだ。

リトミシュル城の向かいにはチェコを代表する作曲家スメタナの博物館がある。スメタナは1824年にリトミシュルで生まれた。スメタナの代表作「我が祖国」は学校でも習う世界的に知られている。館内にはスメタナが使用したピアノや直筆の楽譜が展示されている。

おとぎ話に出てくるような町並み、テルチ

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Photo by 新田浩之

チェコにはおとぎ話に出てくるような可愛らしい町もたくさん。特にテルチを訪れたら、誰でも「かわいい」とつぶやいてしまうことだろう。テルチ旧市街の中心にあたるザハリアーシュ広場に行くと、それぞれの建物にはカラフルな装飾が施されている。しかも、それぞれのデザインは異なり、お気に入りの建物を見つけるだけでも楽しい。このような建物が建設されたのは16世紀のこと。火事で全焼した後に再建され、現在のような姿になった。建物は商店に利用され、商店主も人情味あふれる人が多い。声をかけて地元の人々との交流を楽しみたいところだ。

チェコでは遠距離は鉄道、短距離はバスを使うのがコツ

チェコを旅するなら遠距離は鉄道、短距離はバスの利用をおすすめする。つまり、主要駅までは鉄道を利用し、駅から小さな町へはバスという具合だ。公共交通機関を調べるなら「IDOS」というアプリが便利。鉄道もバスも一緒に表示されるため、ヨーロッパに旅慣れていない人でも使いやすい。チェコはとても美しく、車窓からの景色も楽しめる。ぜひ、思い思いのチェコの旅を楽しんでほしい。

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