One Tap BUYは、ソフトバンクやみずほフィナンシャルグループなどが出資するスマホ特化型の証券会社である。1,000円から株式投資ができるという気軽さと、銘柄が絞り込まれているので選びやすいという手軽さ、そしてわかりやすいインターフェースが用意されていることで投資初心者の支持を得て、ユーザーを増やしている証券会社だ。
今回では、実際にOne Tap BUYを始めてみた筆者が、口座開設の方法や株式の購入方法を解説する。
スマホ証券 One Tap BUYの口座開設方法
1.アプリ上で口座開設申し込み:マイナンバーカードと本人確認書類が必要
生年月日や氏名などを入力していく。画面はSTEP1からSTEP5まであり、最後のSTEP5でマイナンバーカードと本人確認書類の写真をアップロードしなければならないので、手元に用意しておこう。
2.パスワードがハガキで届く
アプリで手続きをしてもすぐには株は買えるようにならない。約1週間後に、パスワードが書かれたハガキが届けば口座開設完了だ。
スマホ証券 One Tap BUYの株購入方法
1.お金の入金方法を決める
One Tap BUYでは、2つの入金方法が用意されている。
1)自分のOne Tab BUY専用口座に振込
ハガキに書かれている指定口座に資金を振り込むと、通常は1〜2時間程度で反映される。指定口座は一般の銀行口座で、口座名義は「カ)ワンタツプバイ」となっているが、口座番号が1人1人に割り当てられており、自分の専用口座という扱いになっているようだ。
2)「おいたまま買付」
One Tap BUYでは、上述の専用口座に入金する以外に、自身の持っている銀行口座から出金して買付を行うという方法も用意されている。資金が複数の口座に分散されるのが嫌という方におすすめだ。連携できるのは、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、南都銀行、SoftaBank Cardの現金バリューの6種類だが、少しずつ増えているようなので、時々チェックしてみると良いだろう。
<注意点>
「おいたまま買付」での最低買付金額は、1,000円ではなく10,000円になっている。10,000円未満の買付をしたい場合は、自分のOne Tap BUY口座に資金を振り込んで利用しよう。
2.ハガキに書かれている会員IDとパスワードでログインする
ハガキに書かれているパスワードは、ランダムな英数字で設定されている。変更可能ではあるが、できるだけ人からわかりづらいパスワードを設定しよう。
3.買付をする
いよいよ買付だ。まずは銘柄を選び、出金口座、買付金額を選択するだけでとても簡単。とにかく手軽にささっと買いたいという方にはとても便利な仕組みだ。
なお、「おいたまま買付」を利用する場合は、初回に銀行口座との連携の手続きが必要になる。以下の動画では、ゆうちょ銀行と連携して購入するまでのプロセスを紹介しているが、他の銀行の場合もそれほど大きな違いはないだろう。
使ってみた感想
前評判通りスマホで株を簡単に買付できたので、その点ではすばらしいアプリと言えるだろう。投資初心者の若い層に人気があるというのもうなずける。
チャートなどは用意されていないが、Bloombergのサイトにリンクされているので、見たいという方はそこで見ることも可能だ。ただし、チャートはアプリ内ではなくブラウザが立ち上がって表示される形式のため、見終わったら再びアプリに戻って購入しなければならず、そのあたりは若干面倒にも感じられるかもしれない。
One Tap BUYは、機能をできるだけ削ぎ落としたシンプルなアプリ。チャートを見たり、あれこれ調べたりせずにシンプルに投資したいという方におすすめのアプリと言えるだろう。