TOBとは?自分の保有する株式が公開買付の対象になった時に行うこと

株式投資をしていると、自分の持っている株がTOBの対象になるということがあります。TOBとはどのようなものなのかは何となく知っていても、実際に自分のこととなるとどのように対応したら良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。

今回は、TOBとは何なのか、そして自分の株がその対象になった時にどのように対処すれば良いのかをご紹介します。

TOBとは?

TOB(Take Over Bid)とは、会社の買収や経営権獲得を目的とした株式公開買付のことをいいます。一般的な公開株は株式市場を通して売買されますが、TOBの場合は市場を通さず、株主から直接買い取ります。

TOBに応募する場合の流れと手続き

TOBへの応募の流れ

例として、A社がB社の株式の公開買付をする場合の流れを見てみましょう。

・買付会社(買う人):A社
・売る人:B社の株主

1. A社がTOBを発表する。
2. B社の株主は、次の中から選択する。
– TOBに応募する(A社に直接売却する)
– 市場で売却する
– 売却せず保有し続ける
3. TOBに応募する場合は、締切日までにA社の指定する通りに手続きをする。

TOBへの応募手続き

TOBへの応募には、主に次のような手続きがあります。ただし場合によって変わりますので、詳細は必ず買付企業や証券会社から届く通知を確認してください。

TOBへの応募は買付企業が指定する証券会社から行うため、応募する前に自分の保有する株式を指定の証券会社に移管する必要があります。手続には日数がかかるため、早めに開始しましょう。

1. 移管手続きに必要な書類を、移管元の証券会社(自分の保有する株式の証券会社)から取り寄せる。
2. 移管先の証券会社に口座を開設する。
3. 準備が整ったら、移管手続きを行う。
4. 移管が完了したら、TOBへの応募手続きを行う。

TOBに応募するメリット・デメリット

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TOBに応募するメリット

TOBでの買付価格は、市場の株価より高値に設定されていることが多いため、TOBに参加すれば市場より高値でで売却できる可能性があります。売却時に手数料がかからないというのも、TOBに参加するメリットの1つです。

TOBに応募するデメリット

TOBには、メリットだけでなくデメリットもあります。TOBには、次の2つのパターンがあります。

– 全部買付:応募した全株式を買い付ける
– 一部買付:予定数を超える応募があった場合は抽選

後者の場合は抽選に外れるとTOBに参加できないため、市場で売却するか、もしくは保有し続けることになります。しかしTOB後には株価が大きく下がることがあるため、損をしてしまう可能性があります。

また、株式を別の証券会社に移管する必要がある場合は、移管に手数料がかかる場合もあります。

TOBで損をしないためのポイント

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市場価格の動きをよく確認する

TOBに応募する場合もしない場合も、リスクを伴います。保有している株式のTOBが決まったら、経済や市場価格の動きをよく確認して損をしないよう判断しましょう。

応募する可能性がある場合はすぐに準備を始める

TOBに応募する場合は、いくつかの手続きを踏む必要があり、それぞれに時間がかかります。特に、保有している株式を別の証券会社に移管する場合には、移管先の証券会社の口座開設に加え移管の手続きに日数がかかるため、応募する可能性がある場合はすぐに準備を始めましょう。

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