自己肯定感とは?部下や家族の自己肯定感が低いと感じた時に高める方法

   

自己肯定感という言葉がよく聞かれるようになりました。

自己肯定感という言葉について調べたり、本を読んだりしたことがある人の中には、自分やまわりの人の自己肯定感の低下が気になっていたり、高めたいと思っていたりする人も多いのではないでしょうか。

もしかしたら、自分の子どもが、あるいは若い社員が「自己肯定感」という言葉をよく使うのを耳にして、なんとなく意味はわかるけれど聞き慣れないと感じている人もいるかもしれません。

今回は、自己肯定感とは何なのか、そして、部下や家族などサポートしたい相手の自己肯定感が低くなっていると感じた時に高める方法について、私の考えをお伝えしていきます。

自己肯定感とは?

自己肯定感とは何かということについては、本やさまざまな文献で述べられています。その正確な意味についてはさておき、ここでは、いま多くの人がどのような意味で自己肯定感という言葉を使っているのか、ということをベースに考えていきたいと思います。

自己肯定感が低くなっている人は、「自分は価値のない人間だ」「どうせうまくいかないに決まっている」のように自分を否定する気持ちになっているのではないでしょうか。自己肯定感を高めたいと思っている人の中には、「自分を価値のある人間だと思いたい」「もっと前向きになりたい」「自分に自信を持ちたい」と考えている人も多いでしょう。

この記事では自己肯定感という言葉をそのような意味にとらえ、そうなるためにはどうすれば良いかということについて紹介していきます。

自己肯定感が低くなる理由

自己肯定感は、高くなったり低くなったりするものです。もちろん、もともと自己肯定感が高い傾向がある人、低い傾向がある人はいますが、絶対に一生変わらないというようなものではありません。

たとえば、うまくいかないことが続いて自分に自信が持てなくなる人もいるでしょうし、人から否定され続けたために「自分はダメな人間だ」と思いこんでしまった人もいるでしょう。自己肯定感は、そのように環境や状況によって低くなることがあるものであり、逆にいえば、環境や状況で高められるものでもあります。

部下や家族の自己肯定感を高める接し方

部下や家族の自己肯定感は、上司や周りの人の接し方や声かけによって高くも低くもなります。

自己肯定感が低くなってしまった人への接し方で重要なのは、そのことを責めたり否定したりせず、相手を認めてあげること。「なんでそんなに投げやりなの」「自信を持ってやらないから失敗するんだ」などという言葉をかけたところで、簡単に自信が持てるようになるものではありません。それよりも、まずは「失敗してしまったんだね」「そういう気持ちになっているんだね」と、相手の状態をそのまま受け入れ、認めてあげることが大切です。

そして、相手の話をよく聴いてあげてください。失敗した部下に対して「何をやっているんだ!!」と頭ごなしに怒鳴るのではなく、まずは「なぜそうしたのか」「そうするとどうなるのか」「どうすればよかったのか」を聴き、本人に考えさせます。ついつい「それじゃあダメでしょう」「こうすべきだった」と口を出したくなるかもしれませんが、ぐっと我慢。まずは相手の話を聴くのが先です。

失敗したことを怒られてばかりいると、「怒られるのがいやだからきちんとしなければ」「怒られないためにこうしよう」という思考になってしまいます。部下を育てるため、家族の自己肯定感を高めるためには、あなたの接し方や声かけが重要です。最初は少し大変かもしれませんが、慣れれば自然とできるようになるので、一緒に少しずつ頑張っていきましょう。

コーチ紹介

福田由季子
– 株式会社ウェブリックハウス 代表取締役
銀座コーチングスクール認定コーチ
– アスリートフードマイスター

起業・事業開発・組織づくり・人材育成 / スポーツ選手をサポートしている人へのコーチング・メンタルトレーニング
企業研修や1on1ミーティングのサポートも行っています。

銀座コーチングスクール福田由季子
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