正しく知ればこわくない!クレジットカードの分割払い・リボ払いを使ってみよう

   

日本はキャッシュレス後進国と言われているのをご存知だろうか。買い物などの消費におけるキャッシュレス取引の割合は、日本ではまだ2割程度。中国や韓国と比較してもとても低い数字である。

現金取引が多い理由はいくつかあると考えられているが、そのうちのの1つに、クレジットカードが便利なのはわかっていても、「使いすぎがこわい」「現金のように手元で管理できない」といった心理的な問題があるとされている。さらに分割払いやリボ払いともなると、ふだんキャッシュレス取引をメインで利用してい人にとっても「こわい」存在なのではないだろうか。

しかし、分割払いやリボ払いは、きちんと管理して使えば便利な支払い方法であるというのもまた事実。住宅ローンや車のローンのように返済計画を立てて利用すれば、決してこわいものではないのである。

クレジットカードの分割払い・リボ払いとは

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クレジットカードの分割払いとリボ払いとは、どのような支払い方法なのだろうか。まずは、それぞれの決済方法、および分割払いとリボ払いの違いについて知っておこう。

分割払いとは

クレジットカードの分割払いとは、カード払いで商品を購入した際に、その代金を分割して支払う支払い方法のことをいう。主に商品の購入時に支払い回数を指定し、毎月の支払い金額は支払い回数によって決まるというのが、分割払いの仕組みだ。利子は支払い回数の指定時に計算され、毎月の購入代金の支払いの際に一緒に支払うというのが一般的である。

リボ払い(リボルビング払い)とは

クレジットカードのリボ払いとは、分割払いと同じく、カード払いで商品を購入した際に、その代金を分割して支払う支払い方法のことをいう。分割払いとの違いは、支払い回数ではなく毎月の支払い額を指定して支払っていくという点。毎月の支払い額を自分で定めることができるので、様々な理由で1回あたりの支払い回数を調整したいという方にはとても便利な方法だ。

分割払いとリボ払いの支払い回数と毎月の支払い金額

分割払いとリボ払いの大きな違いは、支払い回数および毎月の支払い金額の決定方法にある。それぞれの決定方法は、下記の通りだ。

分割払い リボ払い
支払い回数 主に購入時に指定(※) 毎月の支払い金額により決定
毎月の支払い金額 支払い回数により決定 主に購入時に指定(※)

※購入後に分割払い/リボ払いに変更する場合は、変更手続き時に指定

分割払いやリボ払いの上手な使い方

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分割払いやリボ払いは、支払いが滞ってしまう時が来そうでこわいというイメージを持っている方も多いだろう。しかし分割払いやリボ払いは、実は正しく使えば計画的に買い物やお金の管理ができる健全な買い物方法なのである。使いすぎを防止しながら上手に使うコツを見ていこう。

利用限度額を調整して使いすぎを防止

クレジットカードには、利用限度額が設定されている。この利用限度額は、実は希望があれば変更できるのをご存知だろうか。通常は、いざという時のために利用限度額を高めに設定しておくことが好まれるが、使いすぎがこわいという方には低めに設定しておくことをおすすめする。利用額の上限を決めて限度額をその金額に設定しておけば、使いすぎを防ぐことができるだろう。

なお、大きな買い物をするときには一時的に限度額を上げてもらうことも可能なので、そのときはクレジットカード会社に依頼しよう。

分割払いやリボ払いは後から設定も可能

多くのクレジットカードでは、お店で一括払いで決済しておいて、後から分割払いやリボ払いに変更できるサービスを提供している。一括払いで購入したものの、家に帰って計算してみたら予算オーバーだった・・というような場合は、WEBサイトなどで分割払いやリボ払いに変更することも可能なのだ。また、お店での決済時には何となく分割払いやリボ払いと言いづらいという方にも、ぜひこの方法をおすすめしたい。

なお、一括払いで購入したものを後からリボ払いに変更することは可能だが、一度変更したものを再度一括払いに変更するのは難しい場合が多い。ただし、資金に余裕ができたら前倒しで返済することは可能なので、無理のないペースで支払い方法を設定しておこう。

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