(webrickhouse社長のブログ)
最近、わりと真面目に考えていたことがある。「AIで自分のコピーを作れないだろうか。」
私は以前から「自分のコピーが欲しい」と思っていて、色々な人にそれを話してきた。毎日忙しくて24時間では足りないが、コピーがいれば1日が48時間になる。コピーのイメージは、ドラえもんに出てくるコピーロボットだ。見た目も中身も私にそっくりで、私と同じように考えて動いてくれるロボットである。
そして、それをAIで実現できないかなと考えた。私の考えと行動を学習し、代わりに動いてくれるAIロボットがいたら、どんなに素晴らしいだろうと。
だが、それを考えていたら自分の根本的な課題に気付いてしまった。私がすべきことは、自分のコピーを作ることではなく、チームビルディングなのではないだろうか。
チームビルディングとは
私が考えたことを伝える前に、チームビルディングとは何かを整理しておこう。
チームビルディングという言葉をそのまま訳すと、チームを作る、築くという表現になるだろうか。
私たちは、チームで動くことが多い。会社の中にも部署というチームがあり、多くの場合、皆で売上を作っている。では、あなたの会社のチームには、どのようなメンバーがいるだろうか。そして、その人たちはそれぞれどのような役割を担っているだろうか。少し考えてみてほしい。
チームビルディングとは、今あなたが思い浮かべた全員の能力を最大限に活かし、チーム全体のパフォーマンスを高めて結果につなげていく、そんなチームを作っていくことをいう。リーダーが1人で方針を決めてメンバーに指示するのではなく、リーダーを中心として皆で考え、それぞれが得意なことを活かして協力しながら仕事を進めていくのだ。
チームビルディングに成功すれば、今より良い仕事、より良い結果、そして売上につながっていくだろう。
チームビルディングがうまくいかない理由
チームビルディングとは何かを述べたが、言うは易し、行うは難しで、もちろんそんなに簡単にできることではない。簡単にできることならチームビルディングなどという言葉は生まれないし、今のように多くの会社でチームビルディング研修が行われることもないだろう。
そもそも、私はチームビルディング研修の講師をしているのに、そして自分もチームビルディングを長きにわたって学んでいるのに、それにもかかわらず行動が伴っていないというありさまだ。理想的なチームを作るのは、それだけ難しいのである。
冒頭の話に戻そう。私は、自分のコピーロボットが欲しいと思っていた。この考えにはどのような問題点があるのだろうか。
コピーロボットが欲しいということは、私と全く同じ動きをする人が欲しいということ。つまり、私には他の人の力を借りるという発想がなく、自分がいなければ会社はうまく回らないと思い込んでいたということである。この私の無意識の考えには、チームビルディングの「チ」の字も入っていない。
チームビルディングがうまくいかない理由は様々だが、当社の場合は私に原因があることが分かった。私に必要なのはコピーロボットではなく、チームメンバーの能力を引き出してさらなる高みを目指すことだったのだ。
チームビルディングを始める前にすべきこと
チームビルディングを成功させるための方法論は色々あるが、それらを実践する前にすべきことがある。それは、経営陣や上司、または声の大きい優秀な社員のマインドを変えることだ。なぜかというと、彼らは無意識のうちに、冒頭の私のような考え方に陥っていることが多いからである。
これを読んでいる経営者の皆さん、まずは一度、自分のチームの状況を俯瞰して見ることから始めてみませんか。
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※アイキャッチ画像と記事中の画像は、DALL·E 3で生成したものです。