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ビジネスシーンでよく使われる方眼ノート。各社から色々なタイプのものが販売されており、それぞれに特長があります。IT時代の今でも、アイデア出しや思考の整理に方眼ノートを使っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ビジネスでよく使われている方眼リングノートの中でも特におすすめのものを、形、紙質、書き心地などで比較してご紹介します。
方眼ノートの種類
方眼ノートには、大きくリングノートと綴じノートの2種類があります。
リングノート
リングノートは、半分に折って使えるので狭いスペースでも場所を取らず使いやすいノートです。また、表紙がしっかりしているものが多く、立ったままなど不安定な場所でも書きやすいというメリットがあります。カフェで仕事をしたり、外出先で使ったりすることが多い人にはとても便利なのではないでしょうか。
リングノートはリングに手があたって書きにくいという理由で避けている人もいるかもしれませんが、今は書きやすく工夫されたノートも何種類か出ています。ぜひ色々試してみてください。
綴じノート
綴じノートには、中央部分が糸で綴じられている糸綴じノートと、背の部分が糊で接着されている無線綴じノートがあります。リングノートと比較すると重ねやすく、バッグの中で邪魔にならないという特長があり、平らに開けるので書きやすいというメリットがあります。枚数の少ない薄手のものから、100枚など枚数の多い厚手のものまで色々あります。
方眼リングノートのおすすめ4選
今回は、様々な方眼リングノートの中から特におすすめのものを4つご紹介します。リングノートも進化しています。ぜひ最後まで読んでみてください。
KOKUYO ソフトリングノート〈ビジネス〉(方眼罫)セミB5
KOKUYOのソフトリングノートは、リングがやわらかい樹脂で作られています。写真はビジネス用途の黒表紙のものですが、ピンクやブルーなどのカラフルなものも用意されており、学生からビジネスパーソンまで幅広い層から人気を得ているノートです。
このノートの一番の特長は、リングの出っ張りが少なく、やわらかいので手があたっても気にならないこと。一般的なリングノートの場合、リング近くは手があたるため文字が書きにくいですが、KOKUYO ソフトリングノートはリングが邪魔にならないためリングのすぐ近くでも書きにくさはありません。リングノートの弱点を克服したといえるソフトリングノート。人気が高いのもうなずけます。
用紙の質が高く、書き心地はなめらか。罫線は薄いグレーで引かれています。
ゲルインキや蛍光ペンで書いた文字は少し裏に透けますが、裏抜け(にじみ)はありません。
フリクションで書いた文字の消し跡は比較的目立ち、よく見ると書かれていた文字も読み取れます。
KOKUYO ソフトリングノート〈ビジネス〉は、リングの近くに切り取り用のミシン目が入っています。一般的なリングノートの場合、切り取った後の端の処理に困ることはありませんか?その点、このノートならミシン目を使えばまっすぐ綺麗に切れます。
このノートの難点と感じたのは、ページをめくる際に若干のひっかかりがあること。
リングの出っ張りが少ないためリングにゆとりがなく、急いでめくるとこのようにひっかかることがあります。
また、用紙が70枚あり厚みがあるため、ノートの下の方に書く時に机との段差が気になり若干の書きにくさを感じます。
<製品仕様>
サイズ:セミB5タテ型 179mm × 252mm
枚数:70枚
表紙:ポリプロピレン
リング:オレフィン系樹脂
中紙:上質紙(厚口)
価格:690円(税別)
hirakuno ツイストノート セミB5
hirakunoは、リング部分を開いてページを入れ替えることができる方眼ノートです。ページの順番を入れ替えられるので、アイデア出しや、後で整理したい内容のメモに重宝しています。
リフィルも販売されており、ルーズリーフのように使うことができます。ルーズリーフのファイルはノートよりひとまわり大きく、かつ厚みもありますが、hirakunoは一般的なリングノートと同じサイズ。バッグに入れやすく、管理しやすいというメリットがあります。
紙質は比較的しっかりしていて、書き心地はなめらか。罫線はコピーしても写りにくい薄いブルーです。
ゲルインクや蛍光ペンで書いた文字は裏に透けますが、裏抜け(にじみ)はありません。
フリクションで書いた文字の消し跡は比較的目立ち、よく見ると書かれていた文字も読み取れます。
<製品仕様>
サイズ:セミB5タテ型 29穴 190mm×252mm×15mm
枚数:50枚(最大収容枚数70枚)
表紙:ポリプロピレン(0.75mm)
とじ具:ポリカーボネート
リーフ:上質紙
価格:520円(税別)
ナカバヤシ ロジカル・プライム Wリングノート B5 方眼罫
ナカバヤシ ロジカル・プライム Wリングノートは、リングが上下部分にしかなく中央部分が空いているため、リングに手が当たらず書きやすいという特長があります。外観は高級感があり、個人的には、今回ご紹介する方眼リングノートの中で高級感では一番なのではないかと思っています。
表紙は厚手の紙製。ある程度しなる素材ですが、何度も開いたり閉じたりしているうちにだんだん折れてくるような気がして、少し気を使います。
用紙は薄いクリーム色で、罫線は明るめの深いグリーン。ページ上部に日付、コンテンツ(タイトル)、ページNo欄があります。
方眼リングノートは5mmのものが多いですが、ナカバヤシ ロジカル・プライム Wリングノートは6mm方眼。6mmという縦幅はいわゆるB罫と同じなので、文字を書きやすいというメリットがあります。
そしてここでもう一つ、方眼リングノートではありませんが、ナカバヤシ ロジカル・プライム WリングノートのB罫をご紹介します。
罫線に特徴があり、6mmの実線の横線+6mmの点線の縦線という構成。さらに、6mmの実線の間に2mmごとに点線の横線が引かれています。B罫ノートですが方眼のようにも使うことができ、特に書く(描く)ものが図形ではなく文字中心という人には方眼ノートより書きやすいと感じられるかもしれません。よかったらぜひこちらも試してみてください。
ナカバヤシ ロジカル・プライム Wリングノートは用紙がやや薄手で、ゲルインキなど濃いめのペンで書いた時には裏の透けがやや気になります。裏抜け(にじみ)はありません。
フリクションで書いた文字の消し跡は、見る角度によってはあまり気になりませんが残っていて、よく見ると書かれていた文字も読み取れます。また、こすって消した時に紙が若干ヨレることがあります。
このノートで少し気になるのは、紙の端が折れやすいこと。このようになりやすいです。
中央のリングがない部分からも折れることがあります。
<製品仕様>
サイズ:B5タテ型 182mm×257mm×5mm
枚数:50枚
表紙:クラフトボール紙
中紙:上質紙(75g/m2)
価格:420円(税別)
オキナ プロジェクトB5リングノート
オキナのプロジェクトペーパーのリングノートです。ビジネスで使う方眼ノートというと、プロジェクトペーパーを真っ先に思い浮かべるという人も多いのではないでしょうか。特にレポートパッド型のプロジェクトペーパーは、ビジネスシーンでよく見かけるノートの1つです。
この方眼ノートの特徴は、ワイドタイプで大きいこと。フローチャートや図を描く時に使い勝手の良いサイズです。また、ミシン目で切り取るとちょうどB5サイズになるため、他の書類と一緒に管理するのに適しています。ただし、ノートの幅もリングのサイズも大きいため、ノートごと持ち運ぶ人は事前にサイズの確認をしておくことをおすすめします。
用紙は少し厚手の印象。ボールペンやペンで力を入れずに書くと滑るように書けます。一方で、少し力を入れて書いた時や、シャープペンで書いた時には引っかかりがあり、特にシャープペン(HB)で書いた場合、極端に言うとボール紙に文字を書いたような書きにくさ、そして書いた文字の読み辛さがあります。
方眼の罫線は、コピーしても写りにくい薄いブルー。
ゲルインクや蛍光ペンの文字は裏に透けますが、裏抜けする(にじむ)ことはありません。
フリクションで書いた文字の消し跡は比較的目立ち、よく見ると書かれていた文字も読み取れます。
<製品仕様>
サイズ:タテ型 182mm×257mm(ミシン目カット時)
枚数:50枚
中紙:特抄上質紙(81.4g/m2)
価格:500円(税別)
まとめ
この記事では、ビジネスにピッタリの方眼リングノートのおすすめをご紹介しました。思考の整理には、文字にも図にも使いやすい方眼リングノートがおすすめです。色々試して、お気に入りを見つけてくださいね。
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